我が家のカンモ君☆ときどき緘動

場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)の息子との日々を綴るblogです。

年中後半でのカンモ君の様子

7月から小さいながらも朝のお返事が出来るようになったカンモ君。
朝のバスの「おはようございます」「行ってきます」は言えない日もありながらも、頑張っています。
クラスでお当番の日は、「今日のお当番のカンモ君です」と言えるようにもなったそう。これは本人と先生から聞いているだけで、私は実際には見たことはありませんが、いつか参観日に運良く見られたらいいなと思っています。
そして先生とも簡単な受け答えは声を出して言えるようになったそうです。
例えば、「赤と青はどっちが好き?」「青」など。しかし簡単な質問でも、続けて聞いていると答えなくなってしまい、首ふりになってしまうそうです。

秋から療育に通い、そこの臨床心理士の先生と相性が良く、お友達のように会話ができるようになったことも影響があると思います。
家族以外と喋れることがなかった中、療育を始めてカンモ君が臨床心理士の先生と言葉で意志疎通でき、自分の気持ちをぶつけることも出来るようになったのは、一番の成長ではないかと思います。

それもあり、幼稚園で目をケガしてしまった時に、自分で担任の先生に説明出来たと聞き驚きました。
「◯◯君が歯ブラシを持ってジャンプして、棒の部分が目に刺さった」と。
ケガをしてしまったことは本当に可哀想だったのですが、説明をしなければならない状況がきっかけとなり、きちんと先生に自分で話せたそうです。

参観日もほとんどみんなと同じようにできるようになりました。
これは参観日の時に、大人が立って周りを囲むと威圧感があるのを考慮して、しゃがんで参観をするようにしてくれた担任の先生に感謝です。
人の目、人に見られているということが恐怖に感じてしまうカンモ君にとっては、高い位置から見下ろされていると致命的なんです。
カンモ君がここまで順調に成長してこられたのも、一つ一つ丁寧な対応をしてくれる幼稚園の協力のおかげです。

お友達とは、本当に自然にコミュニケーションがとれるようになってきました。
おちゃらけてみたり、悪いことは注意したりと、カンモ君らしさが出せている気がします。
喋れずに一人ぼっちで遊んでいた頃を思い出すと今でも涙が出てきますが、お友達も本当にたくさん増えて嬉しいです。

年中の1年間で、驚くほどの成長ぶりを見せてくれました。
自分から頑張ろうという意思を見せてくれるようになりました。
まだまだ「頑張るぞ」と思わないと身体が動かなかったり、出来ないことがたくさんあります。
それでもカンモ君が自分から頑張る努力をしている事が伝わってきて、それが何よりも嬉しいです。

私にとって、カンモ君が年少の時が1番泣いた1年間でした。
辛くて辛くてどうしようもない1年間でした。
カンモ君が年中の時が、1番人の頑張りを見て感動した1年間でした。
年長になる1年は、ほんの少しだけ楽しみでもあります。
小学生に向け、不安はたくさんですが、今までよりも「なんとかなるかもしれない」という希望とか期待とか、前向きな気持ちが見えてきました。

blogを書かずにいつの間にか何ヵ月も経ってしまっていますが、カンモ君頑張っています‼