我が家のカンモ君☆ときどき緘動

場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)の息子との日々を綴るblogです。

カンモ君、年中さんになりました

いつの間にか…数ヵ月も経ってしまいました。

息子が場面緘黙症とわかってからのこの一年。
私なりに必死で頑張りました。
そしてきっと、息子はそれ以上に頑張ったはずです。
今までで生きてきた中で一番涙を流した一年になりました。

悲しくて辛い涙。
不安で苦しい涙。
悔しくて切ない涙。

でも、出来なかった事が出来る様になって、嬉しくて感動して流した涙もありました。


年少さんの頃、結局一度もお返事は出来ませんでした。

参観日もグズグズしてしまい、きちんと席に座れない事も多かったです。
運動会は先生と手を繋いで走りました。
練習では必ず一等賞だったのに…
でもバルーンはみんなと一緒に出来ました。

マラソン大会も練習では1番か2番だったのに、本番では先生と手を繋いで最後の最後にゴール…
泣きながら大声で応援して、最後に拍手をもらいながらのゴール。

発表会では舞台の上に立てたものの、ダンスは踊れず、立ち位置移動だけは出来ました。
鍵盤ハーモニカは上手に出来ました。
暗唱も十二支は口が動いていました。
ママ達に見られたくないとの事で、隠れて見ていた発表会。

普通ならば、みんなと同じに、当たり前に出来る事。
でも出来なくなってしまいます。
それが、息子の症状なのです。

息子と目が合うと「助けて」って訴えているようで、動きたいのに動けない苦しさが伝わってきます。
独特な息子の表情を見ると、駆け寄って抱き締めたくなります。
「もう何もしなくていいよ」
「ママが全部全部助けてあげる。守ってあげる」
そう言って逃げ出したくなってしまう事もあります。

でも幼稚園の協力もあって、何とか頑張っています。
入園した頃に比べたら、ずいぶん成長しました。